はり・きゅう

はり

施術用の”はり”は、みなさんがテレビで見たり、想像しているような、裁縫に使う”縫い針”の様なものではなく、太さ0.12mmと見た目は髪の毛程度のものです。刺入する深さは、ほとんどが0~5mm程度です。

鍼灸院にも色々あり、施術者によって"はり"のうち方も様々です。

当院では、痛みのない浅い"はり"をメインに施術しています。ですから、小学生の方でも安心して施術を受けて頂いています。

"はり"と"お灸"は、あなたの身体に優しく作用し、毎日を健やかに過ごせるようにしてくれます。

「"はり"をしてみたいけど、"はり"は痛い?」とお思いの方、他の鍼灸院で痛い目にあって「二度と"はり"はしたくない」とお思いの方は、是非ご相談下さい。

当院では、おひとり毎にディスポ(使い捨て)タイプの新しい清潔な"はり"を使っています。ウイルス性肝炎・エイズなどの、感染症の心配はありません。
また、使用済みの"はり"は、すべて医療廃棄物として専門業者にて処理しています。

きゅう

昔から「お灸をすえる」というと、何か悪いことをした子供のお仕置きみたいに使われていますが、そうではありません。

お灸にも様々な種類があり、当院で主に使用しているものは、天然もぐさをお米粒の半分ほどの大きさにひねったものです。

ツボの上にこのもぐさを置き火をつけます。もぐさは先のほうから少しづつ燃え、身体をツボから温めて刺激します。

当院のお灸は特殊な紙を間に挟んですえるため、やけどやあとに残る心配はありません。

お灸は、直径約1cmの円錐状のもの、"はり"の上に炭もぐさをつけたもの、お腹を温めるものなど、症状によって様々に使い分けていきます。

小児はり

銀の鍉鍼(ていしん)は、刺さない鍼の代表格。
おしりの部分に鈴が付いていて、"チリンチリン"と心地良い音が鳴ります。

"小児はり"には、いろいろな種類があります。

"へら状"のものや、"先の丸い"もの、"とがっている"もの。基本的には刺さずに、スリスリさすり、ツボを刺激するようにします。子供は敏感なので、刺さなくても効果は現れます。

"小児はり"の心地良い刺激は、お子様をリラックスさせ、元気に育つようにお手伝いしてくれます。

対象年齢は、生後1ヶ月から10才ぐらいまでですが、それ以後は発育の度合いや病状によって、大人にする”はり”も加えていきます。

例えば、普通の"かん虫"なら、3回毎日続けて施術します。それでもおさまらない時は、2、3日あけてまた3回毎日続け様子を見ます。

"かん虫"は施術後1ヶ月ぐらいでまた出てきますから、定期的な早めの来院をお勧めします。

ぜん息・アトピー性皮膚炎など慢性で時間がかかるものは、週1、2回定期的に施術します。

その間、ご家庭で”スキンタッチ”をしてもらうとより効果が上がります。”スキンタッチ”の方法を知りたい方は詳しくお教えしますので、お気軽にご相談ください。

"小児はり"をしている子は、ご飯をよく食べるようになり、便通もよく、カゼもひきにくくなります。

適応疾患

当院は東洋医学専門の鍼灸院です。

はり・きゅうは、東洋医学特有の陰陽虚実論という考えに基づいて、あなたのお身体を診ていきます。西洋医学とは違った視点で診るので、病院等で治りがわるい症状、不定愁訴など、様々なものに対応できます。